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 『兄さん』

 その言葉は私にとって至極当然のことで、揺るぎない世界の一部だ。

 頭が良くて、人当たりが良くて、力も強く誰からも慕われる。そんな兄を持つ平々凡々な私の日常。
 そんな片隅のコラムみたいな話を、誰が面白がって聞くだろうか。

 では、そんな当然な日常が『ひとりのウソツキ』が生み出した産物であったなら?

 『ウソ』は平々凡々な日常。では『真実』は…?

 私はその『ウソ』を紐解かねばならない。

 だって、『本物のウソツキ』は……。

 

 

【制作サークル】しのつく音色

【立ち絵・キャラクターデザイン】Chiruri さま(https://profile.coconala.com/users/2100745

【原作・脚本・イメージイラスト・編集】篠崎紅葉(@sinozaki333)

【BGM】魔王魂(https://maoudamashii.jokersounds.com/)・DOVA-SYNDROME(https://dova-s.jp/)

【効果音】効果音ラボ(https://soundeffect-lab.info/)

​【配役】

 木下 杠葉 … mochimiyu(@miyumiyuri) さま

 木下 伊槻 … 月社零(@keiiiiin_orz)さま

 倉敷 蓮華 … 梨雛(@mmxr_sleeps)さま

 橋場 拓哉 … 須田一輝(@shinji_aoi)さま

【用語集】

『微睡影(まどろみかげ』:人々に仮初めの幸せを与え生命を喰らいつくすまで潜伏し続ける永劫を生きる悪魔。

・キャラクター

 木下 杠葉(きのした ゆずりは)

 CV:mochimiyu

 女性。16歳 セリフ数:92

 幼少期に両親を亡くした高校生の少女。水泳部。
 できた兄を持ちながらもその兄に頼ることがないよう自立しようと決心している妹。
 性格はしっかり者で面倒見がいい。
 とある事情から幼少期の記憶がない。時たま自身の幼い頃の声を思い返すことになる。

声のイメージ:中~高音域。ごく一般的な高校生の少女。幼児期の声の幻聴も演じてもらうことになります。


選考台詞:
「おはよう兄さん。ダメだよ、いくら最近のコンビニやスーパーの食品が発展してると言っても『お兄さんに働かせておんぶにだっこの妹さん』扱いなんて私の風当たりが悪すぎるもん」(兄妹の朝の何気ない会話)
(幼児期の杠葉)「割れたビン ぐしゃぐしゃの紙 流れるお酒 鳴りやまない音 光のない部屋 怒って 泣いて 終わらない 世界」(幼い声でただ無機質にぼそぼそと聴こえてくる)
「『ありがとう』。…ヤだな、こんな言葉だけじゃ、足りない、…っ、のに…ッ」(最愛の人に最後の別れの言葉を告げ泣き崩れる)


 木下 伊槻(きのした いつき)

 CV:月社零

 男性。19歳 セリフ数:41

 一般的な企業に勤める男性社会人。
 両親を失いながらも妹と共に家族として過ごしてきた。というのが表での世評。
 その実は『微睡影(まどろみかげ)』と称される裏世界の罪人であり、木下家を隠れ蓑に生き続けている。
 数々の罪状を抱えている彼だが、杠葉に対する愛情は本物である。

声のイメージ:低~中音域。とても柔和な笑顔が似合う兄的存在。罪人としての冷酷な一面も秘めている。男女両方応募可(男性推奨)


選考台詞:
「おはよう杠葉、良い匂いがするね。別に弁当は無理して作らなくてもいいって言ったんだけどなぁ…」(兄妹の朝の何気ない会話)
「やめないよ?元々僕が殺されることは決定事項だ。そんな罪人でも思うんだよ…どうして僕だけが、ってね。まぁいいじゃないか。このまま大人しく杠葉自身の覚醒を待てばどちらにしろ僕に逃げ場はない。それならそれで楽しくお喋りでもしてようじゃないか」(人質を取る程追い込まれているなか、冷酷に余裕な雰囲気をかもしだしつつ)
「…十分だよ。こちらこそ『ありがとう』。僕の最愛の妹」(最愛の妹を胸の中に抱きしめて)

 


 倉敷 蓮華(くらしき れんげ)

 CV:梨雛

 女性。16歳 セリフ数:30

 

 杠葉の中学時代からの友人の少女。水泳部。
 見た目通り明るい性格でお調子者。勉強が苦手で運動が得意。
 裏世界の住人であり『倉敷』という称号を亡くなった先代から受け継いだ。
 裏の秩序を守るエージェントとして杠葉と近づき友人関係となっている。

声のイメージ:中~高音域。表はお調子者な高校生。裏では復讐に燃えるエージェント。


選考台詞:
「うりゃうりゃうりゃー!この神器デッキブラシの前に手も足も出まい!ふははははー!」(プール掃除の汚れに対し高らかに笑いながら)
「マジマジー?ユズちーの初めてウチが奪っちゃったー?いやーウチも罪造りなオンナだわー」(軽いノリで言葉遊びをしつつ)
「お前と一緒にするな、反吐が出る。それに…全部が全部演技だったわけじゃない。きっかけは先代の死であろうと、ユズちーはウチの友達だ」(目の前の悪と対峙し、真剣に答える)


 橋場 拓哉(はしば たくや)

 CV:須田一輝

 男性。35歳 セリフ数:15

 

 杠葉たちの学校の体育教師、及び水泳部顧問。
 自由人のように見えて面倒見がよく、友達付き合いのような挨拶も気にしない。
 教育実習生の時から熱愛を続けている妻と子供がいる。
 裏世界の住人であり対特殊罪人に長けた部隊に所属する。

声のイメージ:低音域。やや渋めの大人の男性。冷静沈着に物事を見極める。


選考台詞:
「人の縁ってのは何がどうなるのかわかったもんじゃねーぞ?教育実習先で出会った生徒と長年のラブストーリーを経て結婚関係にまで発展するなんてザラだしな」(掃除してる学生たちを眺めつつ杠葉に声をかける)
「アンタほどじゃない。人間の深層意識に芽生えた虚無の領域。そこを脱走先に選ぶなんて常識ではありえない。だから潜伏場所も特定に時間がかかったし、引き出すべき『木下杠葉』の自我の崩壊も恐れられた」(銃口を向けながら冷静に状況を語る)
「黙れ『微睡影(まどろみかげ)』…!既に現実世界でもアンタの異能は対処済みだ!どこにも逃げ場はない、速やかに投降しろ!」(しびれを切らし強い口調で投降を求める)

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