Nameless Storia
この度はしのつく音色、中編ボイスドラマ企画『Nameless Storia』に興味を持っていただきありがとうございます。
毎度、募集を始める際には大きな楽しみ、期待を持つ反面、声優さんから応募を頂けるか不安が沸き上がってきます。
募集を始めた直後に応募される方、少し時間を置いて考えつつ応募する方、スケジュールと相談し締切間際に応募する方。応募される方の個性や特徴はまさに多種多様と形容できることで、そのお声はいつだって真剣なんだと考えさせられるものばかりでした。
表と裏の現代ファンタジーを描くこの物語。それを彩ってくれる方々は以下の通りです。
小鳥遊 亮
CV：控田まりお様
（Twitter：@malio_freedom)
応募数：19名
前作ハーフリングスとは違い男性主人公。それも多数のセリフがこのキャラクターで進まれていくこの物語において、彼を現すにはどのような声をあてるべきか、色々考えてはいました。
結果、飾り気はないが芯のある男子高校生、でもひとたび熱を持つと強く訴えかけてくる。そういった方を想像していました。
選考台詞だけではこのキャラクターの魅力や物語において、どう転んでいくのかきっとわからない方が多かったと思います。なので、企画者が純粋に聴いて合致した。それに至る答えとなりました。
跡部 雫
CV：ちそら様
（Twitter：@chisorax_sakusa)
応募数：24名
表と裏の顔を持つ女子高生。彼女の二面性を表現するのは声の高低差ではなく雰囲気です。たとえ発音に違いがあれどそれは彼女の二面性を現していることにはなりません。
また、特に３つ目の台詞での小鳥遊亮を傷つけさせない、その想いが籠もったお声をいただき、「ああ、この人だな」と確証を得ました。
有栖川 怜雄
CV：玖珂諒多様
（Twitter：@kgrt_reAlive)
応募数：15名
ネームレスにおける面倒見のいいオネエ。
実際のそういった方々はどういった話し方をするのかは想像でしかわかりませんが、役どころを完全にオネエに振り切っている人は「ちょっと違う」という感想になりました。
男の中に少しばかりの魅惑がある。それを女性的に話すキャラクターという乙女心を秘めたお兄さん。それが最善の答えでした。
柚木 絵美
CV：紅原ユウ子様
（Twitter：@YukoBenihara)
応募数：13名
主人公が最初に向き合うストーリア。
異常な笑い方と自分を責める姿勢、そこが要点となる役どころです。
その２つの要素が特に合致した応募音源を送ってくださった紅原さんは、やはり企画者の考えに合致していたと思います。
３つ目のセリフがまさにそれを体現しております。是非聴いてみてください。
真白 琴音
CV：紗倉妃芽様
（Twitter：@himenew)
応募数：20名
ストーリアとしては軽度のものではあれど、ずっと傷ついている女性。綺麗、可愛いと褒めれる中につらさも持っている、そんな応募音源を期待しておりました。
その可憐なきっと男性を魅了してくれる。実際私も魅了された。ならこの人だ。とても素敵な声をお持ちです。
広瀬 由香里
CV：しがないななし様
（Twitter：@shiganananashi)
応募数：8名
絶対に難しい役どころ。下手をしたら応募者がおられないかもしれない。不安でたまらないキャラクターでした。
そんな不安をはねのけるように8名も応募をしてくれた。是非ともその劇や歌への貪欲な姿勢を大事にしてくれればと思います。実際、全員を採用したかったくらいですから。
選考で特に見たのは通常時の台詞と歌の時に声の差が出にくく、キャラクターとして歌っても違和感を感じない、そういうお声でした。是非、本編で形になった楽曲を見て頂ければと思います。
宇佐美 若葉
CV：恋摘もなか様
（Twitter：@mona_ka_san)
応募数：21名
この世界における一般人代表。表の世界で教師を務める女性。
その実この異色ぞろいのキャラクターの中では一番クセのあるロリヤンキーとかいう役どころ。
選考台詞よりもひどい台詞がいくつも本編には存在しますが、この人なら演じきれるであろうという人物を選ばせていただきました。
倉敷 百花
CV：眠音ひめ様
（Twitter：@Hime_sa_ma)
応募数：19名
裏社会のエリート。その存在はあらゆるものを意のままに操り、自分のモノに仕立てる。それが相手の望まぬことでもひれ伏すしかない。
かつ、同性愛者という深い魅惑を用意してくださりました。
愛するモノをねっとりとした熱を籠めて見ている姿、私にはちゃんと見えましたよ。
以上となります。
今回も応募してくださった方々、本当にありがとうございました。
その全てを起用するには私自身にも難しいことでしたが、いつも応募してくれている人や作品そのものを聴いて下さる方。
そして何より、興味を持った上で拡散にご協力いただけたことに関しては本当に頭が上がりません。
私は演者ではなく、企画者である身。そんな私が演技のことに対して大層な言葉はかけられませんが、この作品に取り組もうとしてくださった方々のお声だけは特に心に刻んでおこうと思います。
改めまして、今回の作品『Nameless Storia』はこのメンバー、そして前作から続投の木下杠葉役のmochimiyuさんで創り上げていきます。どうぞ完成を楽しみにしていてください。
しのつく音色 管理者：篠崎紅葉